早期退職してセミリタイア(無職)生活2年目に突入した私です。
自分は1973年生まれなので所謂「団塊ジュニア世代(1971年〜1974年生まれ)」に該当します。
特に1973年は「団塊ジュニア世代」のピークで、同級生は209万人もいます(代表的な有名人は野球のイチロー氏や女優の宮沢りえさん)。
この世代は受験戦争はピークですし、大卒の就職時は所謂「氷河期」、その後の失われた30年で多くの人が非正規雇用を余儀なくされ、「割を食った世代」なんて呼ばれていますね。
ただ、自分自身を振り返るとそんな悪い時代に生まれたとは思わないんですよ。
1970年代は日本の経済成長が安定期に入っていろいろ豊かになっていた時代です。
自分はしがないサラリーマン家庭に生まれ付きましたけど、成長するに連れて家電や車なんかも良いものになり生活が豊かになる感じがしました。
1980年代になるとファミコンが登場してゲーム文化が花開き、BS放送も始まって海外スポーツのテレビ観戦が出来るようになり、MTVが始まったことにより洋楽が身近なものになりました。
サブカルチャーの隆盛をオンタイムで体感することが出来た世代だと思います。
1980年代以降にコンビニやファミレスが普及して手軽に様々なものが食べられるようになり、回転寿司や安価な焼肉店なんかも登場して食文化も豊かになるのを実感しました。
1990年代初頭に大学に入学することになりましたが、バブルの「残り香」みたいなものは味わえましたし、概ね楽しく過ごせました。
就職は「氷河期」で民間の就職は厳しい状況の中、自分は国家公務員に潜り込みましたので特に食うに困らずにいられました。
2000年代以降は世界が混沌とするシーン(9・11や3・11やコロナ禍)が増えていますが、粛々と乗り切って来ましたし。
多感な時期に冷戦の終わりを見届け、昭和→平成→令和と二回の改元を体験し、新しい千年紀の始まりにも立ち会いました。
確かに親の「団塊の世代」や「バブリアン」に比して「割りを食った」世代であることは間違いないのですが、失われた30年で日本人皆んなが割りを食っているわけですし、このコロナ禍でマスクでの学生生活を余儀なくされた子達は割りを食わされてますよ。
さらに言えば、戦争で戦地に赴いたり苦しい思いをした自分の祖父母世代はもっと「割りを食った」世代なのでは。
ま、自分ら「団塊ジュニア世代」に経済的に不安定な人が多く出てしまい「第三次ベビーブーム」を作り出せなかったのはこの国の悲劇であるとは言えると思いますけどね。
この先社会保障負担が増大する若い世代はもっと「割りを食った」と思うかも。
世代それぞれに苦しみはあるのでは。
ガンバレ、ニッポン!ww
では、また。