2022年4月からセミリタイア生活に入り時間が出来ましたので、所蔵の小説を読み直しております。
2010年発表作品。
文庫は新装版が出てますね↓
自分と同世代の作家では一番お気に入りの伊坂先生。
発表順に作品を再読してます。
本作は太宰治未完の絶筆作「グッド・バイ」のオマージュ。
物語の主人公はある事情から〈あのバス〉に乗ることになった男。
で、こいつが五股の恋愛をしてて一人一人に別れを告げに行くことに。
監視者である女がその別れに同行することになって・・・
と云うのが物語の骨子となっています。
印象に残るのは監視者の女=繭美。
身長190cm・体重200kg・髪はブロンド・色白の肌と描写される外見もインパクト大なんですが、そのシビアで容赦ない物言いは強烈です。
ま、五股してる男の別れ話に付き合うので当然なんですけど。
主人公の男は真に悪いやつと云うわけではなくて、5人の女性それぞれとは真摯に向き合ってはいます。
ただ、5人もの女と上手くやっている男に感情移入出来るはずもなくハイハイと読み進めますw
で、最後は繭美もその男に心を動かされてみたいな展開に。
とっとと〈あのバス〉に乗れよと思うのは非モテ系男子の僻みなのか(誰が非モテ系男子やねん!)。
太宰治の作品と併せて読んでみるのも一興かと。
では、また。

