2022年4月からセミリタイア生活に入り時間が出来ましたので、所蔵の小説を読み直しております。
今回は伊坂幸太郎「首折り男のための協奏曲」。
2014年発表作品。
自分と同世代の作家では一番お気に入りの伊坂先生。
発表順に作品を再読してます。
仰々しいタイトルの本作は七つの短編からなる連作短編集。
連作と言っても各編は緩やかに繋がる感じ。
そもそもは独立した作品を加筆・修正して短編集にまとめたみたいす。
殺し屋・首折り男と伊坂作品の常連である泥棒・黒澤に纏わる話が展開されています(直接関わるわけではないですけど)。
コンセプトを持って書かれた短編集と云うわけではなく、実験的な作品も見受けられます。
伊坂にしては珍しく怪談もありますし。
個人的には〈月曜日から逃げろ〉と云う作品が気になったかな。
月曜日から日曜日までの話を順に描いているかと思いきや時系列的に遡っている話だと云うレトリック。
作中でも触れられていますがクリストファー・ノーランの映画『メメント』の小説版みたいな感じ。
持ち味である洒脱な会話など伊坂節を楽しめる短編集となっていることは間違いないす。
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では、また。

