50代独身おっさんのセミリタイア日記

国家公務員を早期退職して40代後半でセミリタイア生活に入った独身男の切ないブログ。

セミリタおっさんの再読小説(75)伊坂幸太郎「死神の浮力」

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2022年4月からセミリタイア生活に入り時間が出来ましたので、所蔵の小説を読み直しております。

今回は伊坂幸太郎「死神の浮力」。

2013年発表作品。

文春文庫は新装版が出てますね。

自分と同世代の作家では一番お気に入りの伊坂先生。

発表順に作品を再読してます。

本作は2005年発表の「死神の精度」に連なる作品。

関連過去記事↓

再び死神の〈千葉〉が登場する本作。

前作で提示された、

・死神は対象者を一週間調査

・対象者の死(寿命や病死は除外)の可否を判断

・可の場合に対象者は八日目に死を迎える

と云う基本ルールは本作でも継承されています。

前作は連作短編と云う形式でしたが本作はガッツリした長編。

本作での死神・千葉の調査対象は幼い娘を殺害した犯人への復讐を企む作家。

伊坂作品にはたびたび登場する〈絶対悪〉と呼べる存在。

本作での犯人もそのような人物で、普通の善良な人間がその絶対悪に立ち向かう姿が描かれています。

本来的に人間の行動に興味がない死神・千葉がこの復讐劇にどう絡んで行くかが読み所となっています。

果たして作家は復讐を遂げることが出来るのか、そしてその作家の死の可否について千葉がどう判断を下すのか。

ご一読してご確認下さい。

個人的にはこの時期の伊坂作品の中では出色の出来と思う作品す。

では、また。

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