早期退職して始めたセミリタイア生活が4年目に突入している私です。
地元県で暮らしながら週に二日都内で仕事をしております。
時間はあるセミリタイア民ですのでAmazonプライム・ビデオで映画をよく見たり(B・C級ホラーやSFが好物)。
今回はSF映画の記念碑的傑作「ブレードランナー」とその続編「ブレードランナー2049」を再鑑賞。
サイバーパンクの金字塔「ブレードランナー」とその30年後を描く「ブレードランナー2049」ですね。
「ブレードランナー」には1982年公開のオリジナル版の他にいくつかバージョンがありますが、今回はデジタル・リマスタリングされたファイナル・カット版を再鑑賞。
①「ブレードランナー/ファイナル・カット(2007年)」
舞台は2019年の酸性雨が降りしきるロサンゼルス。
宇宙のコロニーで過酷な労働に使役されるレプリカント(人造人間)数体が脱走して地球に潜入。
ブレードランナーとは不法なレプリカントを判別し抹殺(劇中では解任と表現)する捜査官の呼称です。
物語はブレードランナーがレプリカント達を追い詰めて行く過程を描きます。
デジタル・リマスタリングされた映像は鮮明で、スピナーが飛び交うロスの街の造形にはやはり目と心を奪われます。
ブレードランナーのデッカードを演じたハリソン・フォードはもちろん良いのですが、逃亡レプリカント達のリーダーであるロイ・バッティを演じたルトガー・ハウアーの存在感よ。
4年と云う寿命が設定されたレプリカントの悲哀が滲み出るような演技。
レプリカントを製造する巨大企業タイレル社の秘書レプリカント・レイチェルを演じたショーン・ヤングも良き。
レイチェルは次作で物語のキーとなります。
このバージョンでもデッカードが実はレプリカントではないかと示唆するシーン(ユニコーンの夢)がありますね。
創造主と被造物の関係性を描くことはリドリー・スコットの大きなテーマですな。
原作は鬼才フィリップ・K・ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』ですが、本作とはかなり相違しています(詳細は割愛)。
残念ながらフィル・ディックは映画完成前に亡くなってしまいましたが映像には満足していたようですね。
②「ブレードランナー2049(2017年)」
舞台は前作から30年後の2049年のロサンゼルス。
さらに荒廃が進んだ地球。
度重なるレプリカントの反乱によりタイレル社は倒産してます。マジかw
特殊な農業技術によって財をなしたウォレス社が人間に従順な新型レプリカントの製造を始め、タイレル社製の旧型レプリカントは追われる世界。
物語はブレードランナーであるK(演ライアン・ゴズリング)を主人公に展開。
Kはレプリカントであるとされています。
Kにより抹殺された逃亡旧型レプリカントの庭から発見された女性の遺骨が30年前のレプリカントであることが判明し、しかも帝王切開の痕跡が。
被造物であるレプリカントが出産していたと云う衝撃の事実により物語の幕が開きます。
真相を探るK、社会の混乱を恐れ隠蔽を図る当局、レプリカントの生殖技術を欲するウォレス社それぞれの思惑が絡み合って物語は突き進んで行きます。
発見された遺骨は前作で登場したレイチェルであり、生まれた子の父親はデッカードであることをKが突き止めて・・・と云った展開に。
ハリソン・フォードが続投したデッカードは物語の終盤に登場(アクションも頑張ってます)。
物語の焦点であるレイチェルとデッカードの子が実はKではないかと云うミステリー要素もあってなかなか引き込まれます。
人間に従順なレプリカントの行動がより人間らしいのは被造物が創造主を超えると云うことなのか。
本作ではより人間とは何かを考えさせられる感じになっています。
Kの心の拠り所となるホログラムAIであるジョイ(演じるアナ・デ・アルマスが超キュートw)の存在も物語にインパクトを残してますね。
前作をしっかりと踏襲してより物語を深化させた本作は新たな傑作と言えるかと。
ドゥニ・ヴィルヌーヴ(「メッセージ」の監督)はさすがの力量です。
更なる続編が作られる話もありますがどーなりますか。
では、また。


