早期退職して始めたセミリタイア生活が4年目に突入している私です。
地元県で暮らしながら週に二日都内で仕事をしております。
時間はあるセミリタイア民ですのでAmazonプライム・ビデオで映画をよく見たり(B・C級ホラーやSFが好物)。
今回は「ネタバレ禁止」と言われる映画から3作品を再鑑賞。
クライム・サスペンス系3作品で〈犯人はお前か〉と云うやつを。
①「ユージュアル・サスペクツ(1995年)」
ネタバレ禁止の代名詞みたいな映画ですよね。
1990年代を代表する映画の一つかと。
物語はマフィアの麻薬密輸船爆破事件を無傷で生き残ったヴァーバル・キント(演ケヴィン・スペイシー)が関税局捜査官の尋問において事件の真相を語り始めることにより幕を開けます。
キントが語るには、爆破事件の6週間前にある銃器強奪事件の〈面通し〉のためにキントを含めた5人の男=ユージュアル・サスペクツ(常連の容疑者達)が集められたことから全ては始まると・・・
典型的な「信頼できない語り手」の話なのですが、脚本が上手くミスリードされますねぇ。
キントが語る事件の黒幕である伝説のギャング「カイザー・ソゼ」の正体が判明するラスト数分は驚愕します。
ネタを分かって見直すとケヴィン・スペイシーの目の演技の意味がよく分かります。
そもそもヴァーバル(=おしゃべり)・キントですし。
ユージュアル・サスペクツ5人組がとにかく曲者揃いで良いす(面通しのシーンはアドリブが採用されているみたいですけど名シーン)。
本作でアカデミー助演男優賞を受賞したケヴィン・スペイシーですけど、近年に性加害で告発されて(全て無罪判決みたいすけど)表舞台から姿を消してますね・・・
②「メメント(2000年)」
天才クリストファー・ノーランの原点と云える本作。
とにかくその難解な構成で初見では意味が分からなかったすw
物語は妻を殺されたショックから前向性健忘(過去の記憶はあるものの新しい記憶は10分しか保たない記憶障害)を患う主人公レナード(演ガイ・ピアース)が妻殺しの犯人を探す過程を描いてます。
その構成は〈時系列通りに物語が進むモノクロパート〉と〈時間を遡りながら描かれるカラーパート〉に分かれており、かつその各パートが交互に挿入されると云うメチャクチャ複雑なものとなっております。
主人公は保たない記憶を補うために重要な事項は身体に刺青で残しメモやポラロイド写真を駆使してなんとか犯人を探し出そうと懸命に努力してます。
上記の複雑な構成は主人公の立場を観客が追体験出来る装置となっているんすね(クリストファー・ノーラン頭良すぎだろ)。
二つのパートが収斂するラストで物語の真相が判明するのですが、これが驚嘆もの。
ネタを知ってから見直さざるを得ない作品ですねぇ。
③「ピエロがお前を嘲笑う(2014年)」
バラン・ボー・オダー監督。
ドイツ産クライム・サスペンス映画。
数々のハッキング事件を起こした上に殺人容疑をかけられて指名手配された主人公である天才ハッカーが警察に出頭し捜査官に証言を始めることにより物語の幕は開きます。
捜査官は供述に基づいて捜査を始めるも、証言の内容と食い違う点が次々と明らかになって来て・・・と云う展開に。
「ユージュアル・サスペクツ」同様に「信頼できない語り手」の話です(基本的な構図は同じですね)。
カリスマハッカーや他のハッカー集団との関係性が主人公により語られて行く過程は興味深く見ることが出来るのと同時に何か違和感も・・・
張り巡らされた伏線は回収されつつも謎が残る感じ。
アマプラで初見だったのですがすぐにもう一度見直しましたw
〈多重人格〉を逆手に取ったダブルどんでん返しはなかなか見事です。
ドイツ産映画ってほとんど見ませんが本作は面白かったです。
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では、また。



