2022年4月からセミリタイア生活に入り、時間が出来ましたので蔵書の漫画を読み直してます。
高橋留美子の最高傑作の一つ。
ラブコメ漫画の金字塔。
自分はラブコメってあまり読まないのですが、この作品は日本漫画史においても名を残す大傑作なのでは。
オールタイム・マイ・ベストでも五指に入る漫画です。
1980年代の東京。
ボロアパート「一刻館」で浪人生・五代裕作がアパートの管理人となった未亡人・音無響子と出会うことから物語の幕は開きます。
アパートの奇妙な住人達(一の瀬さん、四谷さん、朱美さん)に引っ掻き回されながら、五代君の恋のライバル・三鷹氏やガールフレンドのこずえちゃんも巻き込んで、2人の微妙で愉快な恋愛模様が展開されて行きます。
どのエピソードも面白く、高橋留美子先生のキレキレのコメディセンスが光りまくってます。
人が良くて苦労を背負い込む五代君が浪人生・大学生・社会人と成長する過程において、何とか響子さんと結ばれようとする姿は応援したくなります。
幾多の誤解やすれ違いの末にたどり着くラストは感動・感涙。
自分は中学生くらいの時に読んでいたのですが、けっこう際どい下ネタもあってドキッとすることも。
キャラクターの中では、五代君に想いを寄せる女子校生の八神いぶきがお気に入りですw
ケータイもスマホもない時代の恋愛物語ですけど、誰もが普遍的なものを感じることが出来る作品なのでは。
五代君って、さえないくせに女にモテるんだよなww
どうぞご一読を。
では、また。