昨年度末に早期退職しセミリタイア生活に入っている自分ですが、過去30年に13回の引っ越しを経験し、現在も賃貸物件に住んでいます。
賃貸物件でのトラブル話を紹介しているところ、前回記事で以前に階下に住んでいた女に自分の部屋を放火されそうになったところまでお伝えしました↓
今回はその続きです。
放火未遂事件から数日後、犯人である女の父親が管理会社のトラブル担当者とともにやって来ました。
聞くところによると、その女の実家は近畿地方のとある県で、美大を目指して上京・浪人している子で、部屋では油絵を描いているとのこと。
平謝りの父親に対して、なんでもいいけど早く退去させてくれと伝えました。とりあえず被害届とかは出さないからと。
しかし、その女は父親を部屋に入れることを拒み、階下の部屋前では数日間押し問答が繰り広げられ、その後もなかなか退去には至りませんでした。
マンションの構造上外に出るには三階の自分は二階のその女の部屋前を通る必要があり、突然飛び出して来て刺される可能性もあるため常に警戒していました。
友人達は早く自分が引っ越した方がいいと言っていましたが、何も悪くない(多少の生活音はあるでしょうけど、騒音を出してるわけでない)自分が出て行くのは承服しかねることから住み続けることに。
人は状況に慣れるもので、その女を警戒しつつも日常は続きました。
ちょっと危険なペットが家にいる感覚になってましたかねww
扉にジュースをかけられることはなくなりましたし(一回エントランスのメールボックスの中を蜂蜜だらけにされましたけど)。
結局その後大きなことは起きず、1ヶ月後くらいに無事その女は退去しました。
思えば、その子は見知らぬ街で浪人して部屋で油絵描いてるだけなので煮詰まってしまったのかなぁ。立派な画家になってることを祈りますww
余談ですけど、その部屋は当時好きだった女性が自分が病気で寝込んだ時にお見舞いに来てくれたりした良き思い出もある部屋なんですw
たまたま後輩がその街に引っ越したので遊びに行った時に、酔ったノリでそのマンションを十数年ぶりに訪れたことがありました。
しっかりその場所に佇むマンションを見た時、ちょっと泣きそうになりましたww
では、また。